初心者講座 第6回 ・ 約9分
振り込まない技術 — ベタオリ・現物・スジの守備入門
初心者と中級者を分ける最大の壁は、攻撃ではなく守備です。麻雀は「ロンされた人が全額払う」ゲームなので、振り込み(放銃)を減らすだけで成績は劇的に安定します。
大原則:相手のリーチ=赤信号
誰かがリーチをかけたら、まず自分の手を見て判断します。
- 自分もテンパイで手が高い → 押す(勝負する)
- テンパイしていない、手が安い → 降りる(ベタオリ)
「せっかくここまで作ったのに」という気持ちは危険信号です。和了の平均は約2,000〜3,000点、放銃の平均は約5,000点超。降りる勇気が期待値を守ります。
安全牌の見つけ方
1. 現物(ゲンブツ)— 100%安全
リーチした人がすでに捨てた牌は、その人に対して絶対にロンされません(フリテンのルールのため)。降りるときはまず現物を捨てます。
2. スジ — 比較的安全
相手の捨て牌から推測する技術です。例えば「四萬」が捨ててあれば、両面待ちで「一萬・七萬」がロンされる形は存在しないため、一萬と七萬は比較的安全になります。4を切っていれば1と7、5なら2と8、6なら3と9——これを「スジ」と呼びます。
リーチ者の河にある牌
四萬は現物=100%安全
そのスジ牌
両面待ちでは当たらないので比較的安全
無スジの真ん中
情報がない3〜7は最も危険
3. 字牌 — 場に見えている枚数で判断
場に2枚見えている字牌は、相手が刻子で待つことができないため安全度が高くなります。
今日から使える守備の型
「リーチが来たら、テンパイしていない限り現物→スジの順で捨てて降りる」。まずこの型だけ徹底してください。それだけでラスの回数が目に見えて減ります。降りの判断は何切るドリルの上級問題で実際に試せます。攻める日の武器づくりには第7回・牌効率入門をどうぞ。
司馬懿 曰く
引くことを恥じるな。降り切った一局は、負けではない。耐えた者が最後に卓を制す。