戦術コラム ・ 2026-07-16
麻雀の点数計算の覚え方 符計算を後回しにして3日で実戦レベルになる最短手順
最終更新:2026-07-16
点数計算は麻雀学習の最大の挫折ポイントだ。符計算の説明を読んで「20符+門前ロン10符+中張牌の明刻2符……」となった瞬間に本を閉じた人は多い。
先に結論を言う。符計算の完全マスターは後回しでいい。実戦の点数申告の約9割は「満貫以上」か「30符・40符」のどちらかで、その2つは暗記でカバーできる。この記事では、3日で実戦レベルに届く最短手順を示す。厳密な計算は特訓の間の採点エンジンが全自動でやってくれるので、答え合わせに使ってほしい。
手順の全体像:3ステップ
- ステップ1:翻(ハン)を数える — 役+ドラの合計
- ステップ2:5翻以上なら符は無関係 — 満貫以上の固定額を言う
- ステップ3:4翻以下なら「30符・40符の早見表」を引く
ステップ1:翻数を数える
役の翻数を合計し、ドラ(ドラ・裏ドラ・三麻の抜きドラ)を足す。これだけだ。たとえば「リーチ・ツモ・平和・ドラ2」なら 1+1+1+2=5翻。役を確実に数えられることが点数計算の土台なので、まだ役があやふやな人は配牌構想編の5系統から覚えるといい。
ステップ2:満貫以上は符がいらない(ここで半分終わる)
5翻以上は符が一切関係なくなる。覚える数字は次の表だけ。
| 翻数 | 名前 | 子 | 親 |
|---|---|---|---|
| 5翻(3〜4翻の高符含む) | 満貫 | 8,000 | 12,000 |
| 6〜7翻 | 跳満 | 12,000 | 18,000 |
| 8〜10翻 | 倍満 | 16,000 | 24,000 |
| 11〜12翻 | 三倍満 | 24,000 | 36,000 |
| 13翻〜・役満 | 役満 | 32,000 | 48,000 |
覚え方は「子は8千から、8・12・16・24・32」。親はその1.5倍。リーチ・ツモ・ドラ3のような手はもう符を考えなくていいわけで、これだけで点数申告の場面の半分近くが片づく。
ステップ3:4翻以下は「30符・40符」の表だけ覚える
符計算を後回しにできる理由はこうだ。実戦で出てくる手の大半は、次の簡易ルールで符が決まる。
- 基本は30符(門前ロンも、鳴いた手の多くも、だいたいここに落ちる)
- 平和ツモだけ20符/七対子は25符
- 暗刻が多い・カンがある・么九牌の刻子があるなら40符に上がりがち
つまり30符と40符の2列を暗記すれば、実戦の9割で即答できる。
子の点数早見表
| 翻数 | 30符ロン | 30符ツモ | 40符ロン | 40符ツモ |
|---|---|---|---|---|
| 1翻 | 1,000 | — | 1,300 | 400/700 |
| 2翻 | 2,000 | 500/1,000 | 2,600 | 700/1,300 |
| 3翻 | 3,900 | 1,000/2,000 | 5,200 | 1,300/2,600 |
| 4翻 | 7,700 | 2,000/3,900 | 8,000(満貫扱い) | 2,000/4,000 |
親の点数早見表
| 翻数 | 30符ロン | 30符ツモ | 40符ロン | 40符ツモ |
|---|---|---|---|---|
| 1翻 | 1,500 | — | 2,000 | 700オール |
| 2翻 | 2,900 | 500オール | 3,900 | 1,300オール |
| 3翻 | 5,800 | 1,000オール | 7,700 | 2,600オール |
| 4翻 | 11,600 | 2,000オール | 12,000(満貫扱い) | 4,000オール |
丸暗記のコツは「子の30符ロンは倍々」:1,000→2,000→3,900→7,700。きれいに2倍にならないのは100点未満を切り上げる規則のためで、「3,900は4,000の一歩手前」「7,700は8,000の一歩手前」と覚えると忘れない。親は常に子の1.5倍だ。
実戦例で確認
例1:子。リーチ・平和・断么九をロン、ドラ0。→ 3翻。平和ロンは30符。表から3,900点。
例2:親。リーチ・ツモ・ドラ3。→ 5翻。符は無関係、満貫で4,000オール(12,000点)。
例3:子。役牌の中をポン、么九牌の暗刻ありでロン、ドラ1。→ 2翻・暗刻が重く40符。表から2,600点。
例1は当サイトの厳密採点エンジンでも検証済み(30符3翻=3,900)。自分の手で確かめたいときは特訓の間で上がれば、役・符・点数の内訳が毎回表示される。
符計算を「ちゃんと」覚えたくなった人へ
ここまでの近道で実戦は回るが、いずれ40符と30符の境目を自力で判定したくなる。そのときは次の順で足すだけだ。
- 基本符20+門前ロンなら10+ツモなら2
- 刻子:中張牌の明刻2/么九牌の明刻4/中張牌の暗刻4/么九牌の暗刻8(カンは4倍)
- 雀頭が役牌なら2、待ちが嵌張・辺張・単騎なら2
- 合計を10の位に切り上げ
すべての例外(平和ツモ20符・七対子25符)も含めて、特訓の間の採点は上記を厳密に実装している。手で計算→エンジンで答え合わせ、が最速の練習法だ。
まとめ
- 翻を数える → 5翻以上なら満貫表 → 4翻以下なら30符・40符表
- 「子は8・12・16・24・32、親は1.5倍」「30符ロンは倍々」の2つの語呂で覚える
- 符の厳密計算は最後でいい。まず表で即答できる状態を作る