編集部より2026-07-07

創刊の辞 — Janrandirという名と、赤壁の風

最終更新:2026-07-07

このメディアの名は「Janrandir(ジャンランディア)」という。麻雀の「雀(ジャン)」に、古い物語の言葉で「旅人・放浪者」を意味する「randir」を重ねた造語だ。卓を求めて旅を続ける雀士のためのメディア——それがこの名の意味である。そしてサイトの世界観には、ある古戦場の名を借りた。創刊にあたって、その理由をここに記しておきたい。

西暦208年、長江の赤い崖のふもとで、三国志最大の決戦が行われた。曹操の80万と号する大軍を、孫権・劉備の連合軍がわずかな兵力で打ち破った「赤壁の戦い」である。

勝敗を分けたのは、たった一つの風だった。「万事倶備、只欠東風」——すべての備えは整った、ただ東風だけが欠けている。火計の成否は東南の風が吹くか否かにかかっており、そして風は、吹いた。

麻雀は「東風」から始まる

麻雀の対局は東1局、すなわち東の風から始まる。どれほど理論を積み、どれほど備えても、最後の一枚は山の中にあり、それは風のように自分では吹かせられない。しかし赤壁の連合軍がそうだったように、風が吹いた瞬間に勝ち切れるのは、備えを終えた者だけだ。

牌効率という兵站。守備という城壁。押し引きという外交。そして観戦から学ぶという偵察。Janrandirは、赤壁の物語を羅針盤に、その備えのすべてを扱うメディアでありたい。

このサイトでやること

  • 選手名鑑:Mリーグ全40選手の雀風・実績・物語を、リーグで最も深いデータベースに育てる
  • 初心者講座:ルールを知らない人が「今日から打てる・観られる」ようになる最短の8講
  • 用語辞典:観戦中に出てくる言葉をその場で引ける辞書

観る麻雀と打つ麻雀、その両方を深くする。東風はいつか吹く。それまでの備えを、ここで。