シーズンレビュー2026-07-07

Mリーグ2025-26総括 EX風林火山、5年ぶりV2へ

最終更新:2026-07-07

Mリーグ2025-26シーズンは、リーグの歴史が大きく動いた一年だった。アース製薬を親会社とするEARTH JETSが10チーム目として新規参入し、レギュラーシーズンは各チーム120試合、敗退枠は4チームに拡大。優勝賞金も7,000万円に増額された。本稿では、優勝チーム・個人タイトル・新規参入の3つの視点から、この一年を総括する。

風林火山、静かなる独走

その激動のシーズンを制したのはEX風林火山だった。2020-21以来、実に5年ぶり2度目の栄冠となる。

今季の風林火山は編成から動いた。内川幸太郎がサクラナイツから電撃移籍し、公開オーディションを勝ち抜いた永井孝典が加入。選手兼監督となった二階堂亜樹のもと、「軍師」勝又健志を含む新体制は、堅実な守備力という伝統に厚みのある攻撃力を加えて首位を走り抜けた。

新人MVPという事件 — 下石戟

個人タイトルでは、さらに大きな事件が起きた。BEAST Xの下石戟が、新加入ながら個人スコア+614.0ptでシーズンMVPを獲得したのだ。オーディション出身の新人が初年度でリーグの頂点に立った例はなく、「オーディション組は通用するのか」という問いに対する、これ以上ない回答となった。

新規参入EARTH JETSの1年目

現役最高位・石井一馬を1巡目指名で迎えたEARTH JETSは、レギュラーシーズン最下位と厳しい船出になった。ただし初年度の苦戦は、2023年参入のBEAST(当時BEAST Japanext)も通った道だ。そのBEAST Xが3年目の今季ファイナル4位まで駆け上がったことを考えれば、悲観する材料ではない。

来季への視点

優勝経験チームが積み上がり、戦力は年々平準化している。移籍・オーディション・新規参入という「人の動き」がリーグの新しい面白さになった今、来季の注目は各チームの編成戦略そのものだ。オフシーズンのドラフトと契約更改は、もはや本編の一部である。